マルタの旅はトラブル続き １日目 成田⇒ローマ
出発日。
なんと恐ろしいことに、完全徹夜である。
金曜日は仕事から帰るなりバタンキュで寝てしまい、スーツケースのパッキングを始めたのが前日の土曜日。で、それが終わったのが真夜中をちょいと回ったころ。 （途中で、あ、あれが足りない、で買いに出たのが２回あり。）
で、その後はガイドブック作りだったのである。
前から準備しようとはしてたのだ。
ただ、旅行の準備より仕事を休む準備が終わらなかった。私しかやり方を知らないこととゆ〜のが細々あり、教える相手も通常の業務時間はなかなか時間がとれないとあって、自宅でマニュアルづくりをしてたんである。
しかも、先々週の日曜日に一度、ここまでできてれば大丈夫だろうと、会社へメール送信しようとしたら、なぜか吹っ飛んで消えていたという(T_T)。
で、先週の週末はそれを作り直し。
結果、前夜、というより当日未明になって、マルタの観光局のホームページやら旅行者のブログやらをプリントアウトしてたんである。
いや、これがイタリアだったら徹夜してまでは作らないんだけど、マルタのガイドブックって、ホンット〜〜〜にないんだよね。
定期的に改版してるのは「地球の歩き方」の「シチリア・南イタリアとマルタ」だけで、しかもマルタはおまけ扱い。私が行く予定にしているところの地図は首都のヴァレッタぐらいしか載ってない。
あとは、LONELY PLANET社の英語版「Ｍａｌｔａ＆Ｇｏｚｏ」（辞書引きながらでないと読めない。泣。）と、何年も前に「いつか行けたらいいなあ」で買ってあった、楽天舎の「サビッハマルタ」だけ。
白々と夜が明けた頃に何とか作り終え、シャワーを浴びて成田へＧＯ。
乗り継ぎのうまい飛行機が取れなくてローマ泊まりになったのは、かえってよかったかもしれん。
成田で鏡を見たら目の下にくっきりと隈が出来てるし、飛行機じゃ熟睡できないたちなんで、もし出発日の夜中まで落ち着けないスケジュールだったら、翌日は疲労困憊で寝込んでたかも。
さて飛行機はアリタリア。イタリアのナショナルエアーである。これは嬉しい。５年半のブランクで錆びついているであろうイタリア語会話の復習がちょっとはできるし、食事も、機内食にしてはおいしいしね。（前に乗った英○航空は、ものすごくお腹が空いていたにもかかわらず食欲が減退するようなシロモノだった。）
で、飛び立ってから今回初めて気づいたのだが、機内の画面に表示される飛行情報に、「へ〜」というのをひとつ発見。
日本語で「到着地の距離」と表示される同じものが、イタリア語だと「Distanza mancante all'arrivo」。直訳すると、「到着するのに足りない距離」（たぶん。違ったらスミマセン.。）
イタリア語ってそ〜ゆ〜発想をするのか〜。 もちろん辞書には「あと〜〜だ」という訳し方が載っているが、こういう場合としてだろう。
交互に出てくる英語が「Distance to destination」で、「到着への距離」だからこっちの方が日本語の考え方に近いよね。
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日本語 |
イタリア語 |
英語 |
という訳で、復習だけでなく新しい表現方法をひとつ覚えながら、ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港に降りる。
ホテルＨＩＬＴＯＮ（今回唯一の四つ星）は空港直結だからすぐに休めるだろうと思った……のだが。
入国審査で列が死ぬほど長かった。
同時に到着したのがインドあるいはその周辺と中国から来た便だったらしく、一人一人に時間がかかることかかること。どっちも不法就労者の大量輸出国だからねえ。
（おまけに中国人、声がでかくてうるさい！ 旗を持って先導してる添乗員がみずからしゃべりまくってるんだからど〜にもならん。その点、インド系の人たちは上品だったなあ。女性たちのサリーも素敵だったし）
さて、やっとこさ入国してさあホテル。
事前の調べでは徒歩７分。確かにそうでしたよ、迷わずに、動く歩道がちゃんと動いてて、さらにその上をさっさか歩くなら。
看板ぐらい出しとけよ〜〜〜(T_T)
天下のＨＩＬＴＯＮなのに、そこへ直結する渡り廊下（？）がなっかなか見つからなかった。
さんざ歩き回ってようやっと有人のインフォーメーション見つけ（無人案内機はいっぱいあったんだけどね）ホテルに着いた時には、飛行機を降りてから２時間以上たっていた。
ホテルの窓から見えたレオナルド・ダ・ヴィンチの像
さて、初日にさっそくトラブル。
前回までの旅行に使っていたトートバッグが古びてきてたんで今回新しいのを持っていったのだが、縫製が一眼レフと交換レンズの重さに耐えなかった。
一応テストはしてったんだけどな。持ち手のところがほころびちゃって、眠い目をこすりながらチクチク繕いである。
ホテルのアメニティにソーイングセットがあって良かった〜、手持ちじゃ糸が足りなくなりそうだったもん。念の為補強の縫い目も入れたので、その後何とか旅行中はもってくれた。
ヤレヤレ。
２日目に続く。
